ニュピとは"沈黙"の意味で、サカ暦に基づいた伝統的な新年の到来を祝うバリのお祭りです。この儀式は人間と神、人間と人間、人間とその環境と調和のとれた関係を作るために精神的な浄化をするという日となります。この日はングラライ国際空港は午前6時から翌日の朝6時まで閉鎖されバリ島の全ての人が、夜明け前から翌日の夜明けまで外出、灯火の使用、殺生、労働が禁じられ、静かに瞑想をして過ごします。通りでは、プチャランというパトロール隊が歩き、ニュピが安全かつ無事に遂行されるようにその保護を担っています。唯一の救急機関である、病院は通常通りに運営される事が許可されていますが、ニュピは、ヒンドゥー教徒以外の外国人も含め、島のすべての人に尊重される祝日です。ニュピ当日は、観光客はテルやヴィラの部屋内であれば灯火の使用できますが、部屋の外に明りが洩れないよう注意しなくてはいけません。また、大声を出したり、大きな音で音楽を流すことは禁止されています。